私の住んでいる埼玉あたりは、ゴールデンウイークが近くなると、田んぼに水が入ります。
「今年も田植えの季節が来たな~」と感じさせてくれます。
今回は「田植え」をテーマにしたプログラムです。
5月、「風薫る」とか「目に青葉」とかいいますね。
こういう古くからの言い回しを、お年寄りはたいへん喜びます。
たくさんの季節の言葉や言い回しを覚えると、始まる前の時候の挨拶でみんなの心をを引き付けられますね。
さて、今回は「母」をテーマにしたプログラムです。
母にはなっていない人も、必ず母はいるわけで、今回は自分の小さかった頃の母親を思い出してもらいましょう。
5月前半はゴールデンウィーク後半。祝日が並びます。今回は「憲法記念日」に注目してプログラムを作成しました。
「日本国憲法」が施行されたのは昭和22年5月3日、この日を祝日と定めました。
昭和22年、この年はどんな年だったのでしょう。こちらを参考にお読みください。
戦争が終わって2年、ベビーブームでもありました。この年に子どもを産んだ、と言う方は少なくありません。
歌唱活動
NHKラジオドラマ「鐘の鳴る丘」の主題歌です。当時ラジオは茶の間のまん中にあり、時にはBGMとして、時には情報を得る手段として、時には娯楽として大活躍でした。ラジオドラマは「君の名は」がとても有名ですね。その時間には銭湯の女湯が空になったとか。
「当時のラジオは大きくて中に真空管が入っていた」「浪曲、落語なども聞いた」と思い出した方がいました。
ラジオドラマと並んで人気があったのがラジオ歌謡です。この歌もその中の1曲。
穂高、白馬、樺の木、山小屋と山好きな方にはたまらないでしょう。
「こんな女に誰がした」という歌詞が悲しみを表しています。新聞に載せられたある女性の手記からこの歌が生まれました。戦争の傷跡がまだまだ残っている年です。
歌い終わると「はぁ」と溜息が洩れます。「いい歌だねぇ」という声が聞こえてきます。
岡晴夫はたくさんのヒット曲があり、みなさんに馴染みがあります。おかっぱると呼ばれて親しまれたのだそうです。
この歌も大変人気があります。マドロスさん、縞のジャケツ、オイルのコート、オランダ坂と異国情緒が漂います。
歌唱と楽器活動
横浜の港が見える丘公園はこの歌のヒットでその名がついたのだそうです。
桜の花びらがチラリホラリと散っている、そんな頃に歌うのもいいですね。
ベルのオブリガート奏をしましょう。
楽器活動については会員登録の上「音楽療法のヒント!」をお読みください。
観賞(参考)
昭和22年(1946年)アメリカ映画「荒野の決闘」の主題歌です。
ギターソロ~ヴァイオリン&ギターの演奏をしました。
ギターにとても合っている曲です。弾いているうちに思い出したのでしょうか英語で歌いだした男性の参加者がいました。
↓の動画の40秒くらいからギター伴奏の歌が始まります。
5月の2週目の日曜日は「母の日」でした。
私は5月3日は「八十八夜」5月5日は「端午の節句」「立夏」、では5月13日は何の日でしたか?
という質問をして、「母の日」のプログラムへと誘導しました。
ということで今回のテーマは「母」です。
季節の歌
立夏はだいたい5月5日か6日あたりです。もう暦の上では夏ですね。
歌詞は文語調で難しいですが、季節感あふれる歌詞ですので、ぜひ意味をお話ししながら季節を感じましょう。
歌詞はこちらをご覧ください。http://www.uta-net.com/song/5950/
卯の花についてはこちらを参考にしてください。
http://homepage3.nifty.com/oso/plant/utugi.html
時鳥についても語りきれないくらいいろいろな話しができますね。
調べてみましょう。
啼き声はとても特徴があり「トウキョウ トッキョ キョカキョク」「テッペンカケタカ」などと言われています。
CDで本物の啼き声を聴かせ、似ているかを確かめるのも楽しいですね。
また、啼かない時鳥を秀吉、信長、家康の性格になぞらえて詠まれた句も有名です。
夏の季語でもあります。
忍音とはその年に初めて聴く時鳥の啼き声のことです。
歌唱活動
場所はどこでしょうか?
やさしいお母さんを思いだしますね。
などと問いかけ、どんなお母さんだったのか訊いてみましょう。
お母さんの手を引いて東京見物をする歌です。
2番の歌詞を読み取ってみましょう。
やさしかった兄さんに会いにゆきます。
九段坂を登った先には靖国神社が・・
お兄さんは戦死していたのですね。
「おっ母さん」とありますがどんなふうにお母さんのことを呼んでいましたか?と問いかけてみましょう。
烏も子を想う気持ちは同じですね。
七つの子とは、七羽なのか七歳なのか、どちらでしょうか?
中間部、もしかすると耳慣れないメロディかもしれません。大きな声で歌ってサポートしましょう。
レコード大賞受賞
参考
母にちなんだ歌はこのほかにもたくさんあります。
参加者に合わせて選曲しましょう
◆おふくろさん◆母さんの歌◆岸壁の母◆ぞうさん◆ないしょ話◆おかあさん(森昌子)◆花街の母◆やさしいおかあさま◆北国の春◆おかあさん(童謡)
楽器活動
「タントン タントン タントントン」のフレーズが楽器を叩くのにもってこいです。
いろいろなやり方で楽器を鳴らしてみましょう。
楽器活動については会員登録の上「音楽療法のヒント!」をお読みください。
鑑賞として演奏し、その後、色楽譜によるベル(トーンチャイム)の和音奏
楽器活動については会員登録の上「音楽療法のヒント!」をお読みください。
風薫る5月!ということで今回のテーマは「風」です。
季節の歌
八十八夜は立春から数えた日数。5月2日あたり。
埼玉県では茶摘みの経験をしたことがある人は意外に多いです。狭山というお茶の名産地もあるからでしょうか。
70代の女性。狭山では小学校の頃茶摘み休みというものがあった。その時にはあちこちの茶畑へお手伝いに行く。毎日摘んだお茶の葉の重さを記入して学校へ提出したのだそうです。
「こうして摘むのよ」と指を使って説明してくれたり、摘んでからのお茶の作り方を教えてくれたり、お隣の人と話しあったり、と会話がはずみます。
茶摘みの民謡では《ちゃっきり節》があります。
歌唱活動
「白樺 青空 南風・・」と歌詞が続きます。
北国は遅い春がやってくるのが5月頃でしょう。東北や北海道出身の方がいたらお話しを聞いてみましょう。
「おふくろの小さな包み」にはどんなものが入っているのでしょうか?とお聞きするのも楽しいです。
映画「愛染かつら」の主題歌です。この映画は観たことがある人がたくさんいます。主演の上原謙、田中絹代の話題、当時こっそり映画を観に行って父親にしかれたこと、などいろいろなエピソードを聞くことができるでしょう。
野口雨情と中山晋平の黄金コンビの作品。雨情が子どもを亡くした時に書かれた歌詞ということはあまりにも有名です。
シャボン玉遊びのお話しをお聞きしましょう。どんなふうにして石鹸水を作ったのか、麦わらをストローのようにして遊んだことなど楽しい話しを聞くことができます。
懐かしく歌われる方が多い歌です。「波の音よ 雲のさまよ」という部分は高い音が続きます。先にそのことをお話ししておくと、音楽的にも満足感が得られます。
海の近くで育った思い出や波の音や風の音をお聞きしましょう。
楽器活動
新井満作詞作曲(元はアメリカ合衆国メアリー・フライの詩)平成18年
先に鑑賞として演奏し、その後色楽譜によるベル(トーンチャイム)の和音奏
そして、歌えそうな時には歌うと良いでしょう。歌詞の意味を説明し、悲しい雰囲気にならないように気を使う必要があります。
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