高齢者施設にはいろいろな種類があります。
その中でも最近音楽療法の仕事が増えてきているのが「有料老人ホーム」です。
ご存知の通り、「有料老人ホーム」は入居するのに大変な金額がかかります。
そして、毎月支払わなくてはならない費用もかなり。
お話しをすると、ご自分のことを「わたくし」という方が普通にいらっしゃいます。
外国に旅行に行ったこと、ダンスを踊ったことを懐かしそうに話される方や、万葉集や歴史にお詳しい方もいらっしゃいます。
そして、音楽がお好きな方が多いようです。
音楽療法は人気があり、施設の半数以上の人が参加します。
どこの有料老人ホームも参加者が多いので、音楽療法は2回に分けて行われるようになりました。
「この時間が一番楽しい」
「他に楽しみがないからね」
「音楽があった日は気分がスッキリする」
など、嬉しい感想を言ってくださいます。
また、「この歌を知りたいので今度教えてください」と断片的に覚えている歌を聞かれる時もあります。
私は思います。
『この方たちにもっと満足してもらうにはどうすればいいのだろう?』
『毎日の生活がもっと心豊かに送れるようになってもらいたい』
『縁あって一緒に生活するのなら、みんながもっと仲よしになったらいいのに』
そこで考えたのが「おしゃべりサロン&コンサート」。
毎月、話題(テーマ)を提供し、それにちなんだ音楽を聴いたり、楽しい語らいの時間を提供します。
サロンとはその昔、フランスでは宮廷や貴族の邸宅で、主人が文化人、学者、作家らを招いて、知的な会話を楽しんだ場所です。
私の目指すのもそういった場所なのです。
ホスト(チェロ弾き)とホステス(私、ヴァイオリン弾き)が参加者の方々をさまざまな趣向でもてなします。
音楽療法の時とは違ってドレスアップ。
参加者の皆さんも少しオシャレして。
3回目が先日終わりましたが、1回、2回目の反省を踏まえ、完成度の高いものになりました。
参加者のみなさんも、どういうものなのか分かったのでとてもリラックスしていました。
そして、何よりいいのは、参加者のみなさんから「こうしたい」「こんなことやって」という声が少しずつ出てきたことです。
私たちはその声を現実にするために、さらにさらに発展していかなくてはなりません。
「おしゃべりサロン&コンサート」、今年は他の施設にも広めていきます!
お試しサロンもありますので、お気軽にお声かけください。
長くなりました。
この続きはその2で~
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いなけん (土曜日, 12 1月 2013 11:33)
2月も楽しいサロンになりそうだよね!入居者の皆様のためにがんばろう〜。