あの大きな地震と津波でたくさんの命が犠牲に・・あれから2年の月日がたちました。
あの日、あるデイサービスで音楽療法をしている最中に地震が起きました。
わたしはヴァイオリンを弾こうとしているそのときでした。
恐ろしくて、ヴァイオリンを持ったまま、参加者のみなさんと抱き合っていました。
デイサービスの部屋の電気が消えました。
外のワゴン車が大きく揺れていた、怖かった。
家に帰ると、いろいろなものが落ちてきたようで、愕然とした。
テレビをつけると信じられない光景が・・
家族の安否を心配しながらも連絡をつけることもできない。
そして、私は一人なんだと痛感した。
何とかしなきゃいけない。
まずは懐中電灯を探す。
あったけど、電池が無い。
電池を買いに近所の電気屋さんへ。
なんとかあった。
懐中電灯があるだけで安心感がちがった。
ふと、ある老婦人のことが思いやられた。
その方は近くに住む90代の女性。
一人暮らしで身寄りはない。
音楽療法を学んだ学校での卒業論文に協力してくれた方だ。
あの人は、いまごろどうしているだろう。
私の足はその方の家へ向かっていた。
元気でいたけれど、案の定電池が無いと言う。
近くにスーパーがあるのでそこで残り少ない電池を買い、届けた。
それから1年半が過ぎた頃、その方から「花は咲く」を覚えたいから教えて欲しい、と言われた。
キラキラした目で私を見つめていた。
その方のおかげで、今年の3月にはたくさんの施設で「花は咲く」の合唱をすることができた。
音楽療法の最後に黙祷の代わりに「花は咲く」をみんなで歌った。
歌で心が一つにまとまる。
想いもひとつ。
どうかみんなが心安らかになりますよう☆
コメントをお書きください
いなけん (水曜日, 13 3月 2013 00:03)
2年経つけど、あの日のことはまざまざと思い出しますよね。
これからも音楽を届けてがんばろう!!
玲子 (水曜日, 13 3月 2013 07:21)
いなけんさま
いろいろな人たちに、こちらから出向いて音楽を届ける活動はすごく意義があるよね!
頑張りましょう♪