昨日の音楽療法で
初参加の方(入居間もない方)がいらっしゃいました。
車椅子にの上で、折りたたむように腰が曲がって、しかも右に傾斜して、うつむいて、始まるのを待っていました。
とても小さいので一番前の席へお連れし、声をかけましたが、自分の名前も言えない状態でした。
それが・・・
1曲目の季節の歌《証城寺の狸囃子》をはじめると、顔を上げ、徐々に身体が真っ直ぐに。
「10月の別名は?」とみなさんにお聞きすると、「神無月」とすぐさま発言され、瞳に光が灯りました。
それからというもの、しゃっきりしてすべての歌を歌い、楽器も積極的にならします。
さらには、「楽譜が欲しい」と要求までされました。
かつてはコーラスをやっていたのだそうです。
「はじめはすごく元気が無かったの。でも今はとても気分がいいわ」と笑顔でおっしゃいました。
音楽って素晴らしい!!
すべての施設で音楽療法がおこなわれる日が来ますように♡
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