誰にでも琴線に触れる音楽がある 特養でのひとこま

音楽療法♪

いつもいつも感動があるわけじゃないけど

今日はとても感動して泣きそうになりました!

 

特別養護老人ホームでのこと

耳が遠くて日常ではいろいろなことに反応しないAさん(70代男性)

今日もやはりそんな感じ。

それが田端義夫の「別れ船」を歌っていた時

ふと見たAさんが歌っているではありませんか!

私が一緒に歌いかけるとAさんは笑顔で私の顔を見ながら歌います♪

 

歌い終わるとじわ~っとAさんの目に涙があふれました。

 

「Aさん・」と言って私が手を握るとAさんは

「いいよ~いい!」と言って腕で丸を何度も何度も作ります。

 

すると介護職員の方がこんなことを話してくれました。

「Aさんは町の洋品店のご主人」

「町の寄り合いがあるとカラオケになってAさんはいつも「別れ船」を歌っていましたよ」

なんと、その介護職員の方はAさんのご近所だったのです。

 

Aさんの胸にはどんなことが蘇ってきたのでしょうか。

 

そんなことを想うと私も涙が出てきそうでした☆

 

誰にでも琴線に触れる音楽がある♪

それを見つけ出すことが私たちの仕事なのかもしれません。

 

音楽って素晴らしい!

 

初心忘るべからず

 

また明日もガンバる、そんな出来事でした♪