8月と言えばいろいろなことがありますね。
お盆、盆踊り、高校野球、花火大会、終戦記念日・・
戦争についての話題を避けるのではなく、私たちはよい聞き手として、高齢者の皆さんの思いを受け止めましょう。
そして、「今の平和な世の中はみなさんのご苦労があったからこそ」とねぎらいの言葉をつたえましょう。
若い音楽療法士のみなさんは、「教えていただく」という気持ちでお話しをお聞きしましょう。
さて、今回のテーマは「花火」です。
季節の歌
- 長崎の鐘 サトウ・ハチロウ作詞 古関裕而作曲 藤山一郎歌 昭和24年
長崎の原爆で亡くなった妻を悼む歌です。
ベルを配り、長崎の教会の鐘が一斉に鳴っているかのように、鳴らしながら歌いましょう。たくさんの鐘が鳴っているということで、音はすべての音を使ってかまわないと思います。
歌の最後、ベルでたくさんトレモロで鳴らせるように伴奏をしましょう。
涙ぐむ方がいらっしゃるかもしれません。「みなさんの思いはベルの音で天に届きましたね」と慰め、認めましょう。
歌唱活動
- 花火 井上赳作詞 下総皖一作曲 昭和16年
どなたかに「どん」のところで太鼓を鳴らしてもらい、イメージを膨らませましょう。笑顔もおこります。
同じ年代でも知っている人と知らない人がいます。簡単なメロディですのですぐに歌えるようになります。短い曲ですから2回歌ってもいいと思います。「知らないから歌えなかった」ではなく、「知らなかったけれど歌えた」と感じさせることが大切です。
- 東京行進曲 西條八十作詞 中山晋平作曲 佐藤千夜子歌 昭和4年
《花火》の歌詞に「しだれやなぎ」とあります。どんな花火でしょうか?写真や絵を見せましょう。「きれい~」「いいね~」と声が上がります。
柳ということでこの歌を歌います。
- 若鷲の歌 西條八十作詞 古関裕而作曲 霧島昇歌 昭和18年
日本三大花火大会とはどこでしょうか?と問いかけます。
そのうちの一つは土浦の花火大会だそうです。
詳しくは↓をご覧ください。
霞ヶ浦近くの会場だそうです。
この歌は霞ヶ浦にあった予科練の若き訓練生の歌です。
いろいろ貴重なお話しが聞けるかもしれません。
- 越後獅子の唄 西條八十作詞 万城目正作曲 美空ひばり歌 昭和26年
日本三大花火大会、二つ目は新潟県長岡の花火大会です。
この歌は美空ひばりが13歳の時の映画「どんぼ返り」の主題歌です。
かなりヒットしたようで多数の方がご存知です。
- 青い山脈 西條八十作詞 服部良一作曲 藤山一郎&奈良光枝歌 昭和24年
日本三大花火大会、三つ目は青森県大曲の花火大会です。
青森ゆかりの歌として《青い山脈》にしました。奇しくも西條八十つながりです。
《青い山脈》は石坂洋二郎の小説を原作として映画化されました。
「恋しい恋しい」と書くはずの恋文に「変しい変しい」と書いてしまった、というエピソードは有名ですので、笑いを取るチャンスです!
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