今回は先ごろお亡くなりになったザ・ピーナツの伊東エミさんを偲んでのプログラムを考えてみました。
テーマは「ザ・ピーナッツとその時代の音楽」です。
昭和30年代は皇太子ご成婚、東京タワー開業、首都高建設、東京オリンピックと、いろいろな話題がありますので、話が弾みます。中には「子育てで忙しくてそれどころでなかった」と言う人もいますが、何か楽しかった思い出があるはずです。いい思い出を引き出し、その場の方々と共有しましょう。
映画「ALWAYS 3丁目の夕日」をご覧になるとこの頃の日本の様子がわかるかもしれません。
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id322281/
歌唱活動
- 恋のバカンス 岩谷時子作詞 宮川泰作曲 ザ・ピーナッツ歌 昭和38年
ザ・ピーナッツの曲はたくさん耳にはしていますが、高齢者の方にはこの歌が一番歌いやすいように思います。
始めの部分を歌ってみて、あまり歌声が無いようでしたら、皆さんがよく知らないながらも「歌えた」という満足感を得られるように、Thが率先して歌を引っ張っていきましょう。
ザ・ピーナッツはテレビの創成期に活躍しました。家に初めてテレビが来たときのこと、その頃のテレビはどんな形だったのか、どんなテレビ番組があったのか、などたくさんの貴重な話が聞けます。
- ソーラン渡り鳥 石本美由起作詞 遠藤実作曲 こまどり姉妹歌 昭和36年
こまどり姉妹も双子の歌手です。
ザ・ピーナッツはポップス中心歌手だったのに対し、こまどり姉妹は民謡や演歌の歌手でした。
この歌は途中に《ソーラン節》の一節が入っていますが、これがとてもいい味を出しています。
高齢者の方々にはザ・ピーナッツよりも馴染みがあるかもしれません。
- 北上夜曲 菊池規作詞 安藤睦夫作曲 多摩幸子/和田宏とマヒナスターズ歌
昭和36年
ザ・ピーナッツもカバーしていたようです。
北上川の河原で星を眺めている初恋の二人。歌詞を読むとロマンティックな気持ちになります。
初恋の秘話が聞けるチャンスかも!
- 若い二人 杉本夜詩美作詞 遠藤実作曲 北原謙二歌 昭和36年
「若い二人には夢がある」誰にでも若い頃はありました。
高齢者の皆さんにも夢があったはず。多くは語られませんが、なにかステキなお話しが聞けるといいですね。
- 女ひとり 永六輔作詞 いずみたく作曲 デュークエイセス歌 昭和40年
「三千院」には「結城に塩瀬の素描きの帯」、「高山寺」には「大島つむぎにつづれの帯」、「大覚寺」には「塩沢がすりに名古屋帯」の恋に疲れた女性がたたずんでいます。
女性の方にはお着物に詳しい方がたくさんいらっしゃいます。いろいろと教えていただきましょう。
楽器活動
- 可愛いベイビー D.Stirling & B.Nauman作詞作曲 漣健児訳詞 中尾ミエ歌
昭和37年
CDに合わせ、サウンドシェイプ組としゃもじ組に分かれて合奏をします。
楽器活動については会員登録の上「音楽療法のヒント!」をご覧ください。
- 見上げてごらん夜の星を 永六輔作詞 いずみたく作曲 坂本九歌 昭和38年
ベルの和音奏、中間部はメロディの独奏とするのがいいでしょう。
歌唱したい歌なので、ベルの和音奏の後歌唱するのもいいでしょう。
楽器活動については会員登録の上「音楽療法のヒント!」をご覧ください。
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