ペギーさんは2012年が歌手生活60周年でした。
昭和8年生まれ!
まだまだ現役歌手として頑張っています。
そこで今回のテーマは「ペギー葉山」にしました。
ペギーさんは長く歌っていられる秘訣を3つあげていました。
①早寝早起き、規則正しい生活
②美味しいものを食べること
③お友達と楽しくおしゃべり
このことを話しますと、参加者の皆さんは興味深く聞いています。
デイサービスなどでは、「デイサービスに来ると①から③まですべて満たしますね~」と話し、デイサービスへ行く意味を感じていただきましょう。
また、何時に寝て、何時に起きるかを一人ひとり聞いてみるのもいいでしょう。
歌唱活動
- 南国土佐を後にして 武政英策作詞作曲 ペギー葉山 昭和34年
高齢者なら誰でも知っている曲のひとつです。
ペギー葉山はこの曲の大ヒットで名誉高知県人となりました。
坊さんとかんざし、はりまや橋、桂浜など楽しい話題提供ができますね。
- 学生時代 平岡精二作詞作曲 ペギー葉山 昭和39年
ペギー葉山の代表曲は何と言っても《南国土佐を後にして》ですが、あるデイサービスで「ペギー葉山の代表曲ってなんですか?」と訊いたら《学生時代》と発言された方がいました。
こんなとき、その方のライフ・ヒストリーを垣間見ることができます。
ペギー葉山は青山学院中学と高校で学んでいます。
- 母さんの歌 窪田聡作詞作曲 ペギー葉山 昭和33年
ペギー葉山はNHKの「みんなのうた」でもたくさん歌っています。
この曲は季節外れですが、ペギー葉山のレパートリーの広さを伝えるために歌ってみるのもいいでしょう。
「わら打ち」「あかぎれ」などに反応し、「昔は俵を編んだよ」などと、苦労された話しを聞くことができます。
- 白虎隊 島田磬也作詞 古賀政男作曲 藤山一郎 昭和12年
ペギー葉山は広島市出身です。と言えば、はっと気づく人もいるでしょう。
しかし、原爆のその日は、祖父のいる福島県に疎開していて助かったのです。
祖父は会津で育ちました。白虎隊に所属していましたが、14歳だったので戦争に行きませんでした。
そんなエピソードをお伝えしながら歌いましょう。
- 荒城の月 土井晩翠作詞 滝廉太郎作曲 明治34年
会津の鶴ヶ城(若松城)は『荒城の月』のモデルと言われている城のひとつです。
- 湯之町エレジー 野村俊夫作詞 古賀政男作曲 近江敏郎 昭和23年
- 誰か故郷を想わざる 西条八十作詞 古賀政男作曲 霧島昇 昭和15年
ペギー葉山の自宅は古賀政男のお隣だったそうです。
しかし、二人は違うレコード会社に所属していたので、共演は叶いませんでした。
古賀政男の曲を歌いましょう。
歌唱と楽器活動
- ドレミの歌 ペギー葉山作詞 Richard Rodgers作曲 ペギー葉山 昭和36年
アメリカ映画「サウンド・オブ・ミュージック」の中の1曲です。
ペギー葉山がアメリカでこの歌を聞き、作詞をして日本に紹介しました。
それ以来、日本全国老若男女に親しまれています。
高齢者ももちろん歌うことができます。
ベルを使って楽器活動をしましょう。
楽器活動については会員登録の上「音楽療法のヒント!」をご覧ください。
鑑賞・楽器活動
- ラ・ノビア ホワキン・プリエート曲
チリの作曲家ホワキン・プリエートが作曲し、アントニープリエートが歌ったものをペギー葉山がカヴァーしました
とても綺麗なメロディです。
私はヴァイオリンで演奏した後、ベルの和音奏をしています。
演奏すると、知っている方がハミングをしていました。
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