男性が主人公、歌で旅気分

今回は「男性が主人公(しかも男らしい男)で、歌でいろいろな所へ旅ができる」そんな歌を選んでみました。

 






  • 王将 西条八十作詞 船村徹作曲 村田英雄歌 昭和36年

少し前、王将戦で17年ぶりに20歳代の王将が誕生したそうです。そこで調べてみました。将棋のタイトルは7つもあります。王将はその中のひとつです。
将棋の駒で一番強いのは王将ですが、将棋駒のセットには王将は1つしか無いことを知っていますか?では、もう一つの王将は?・・・それは玉将なのです。これは高齢者の方でも将棋をさせない方は知らない方が多く、驚かれますよ。
実際に将棋盤や駒を見せながらミニ講座をするのもいいですね。

さて、この歌の主人公は坂田三吉という明治、大正、昭和と3つの時代で活躍した棋士です。 村田英雄が歌い、大ヒット、レコード大賞も受賞しました。

舞台となっているのは大阪です。

 

  • 勘太郎月夜唄 佐伯孝夫作詞 清水保雄作曲 小畑実&藤原亮子歌 昭和18年

この歌については当サイト内「音楽療法の現場から」に書いています。こちらをご覧ください。

 

  • 桜井の訣別(わかれ) 落合直文作詞 奥山朝恭作曲 明治32年

楠正成・正行親子の歌です。内容についてはこちらをご覧ください。このサイトは他にもいろいろな歌について書かれている大変重宝するサイトです。

戦前には修身の教科書に載っていたので、その頃の方はよく知っています。

私の現場では楠親子の時代を聞くと「足利尊氏の頃」としっかり答える方がいました。また、湊川の戦いは兵庫県神戸市が舞台ですが、神戸出身の方が懐かしそうに「湊川神社」のことを話してくれました。

 

  • 無法松の一生 吉野夫次郎作詞 古賀政夫作曲 村田英雄歌 昭和33年

松とは富島松五郎のこと。松を主人公とした映画は何度もリメイクされていますが、村田英雄が歌ったのは三船俊郎が演じた映画です。ぜひ一度ご覧ください。

この歌の舞台は小倉です。

歌の最後のこぶし回しが難しいです。しっかりと先に練習してから歌いましょう。まず、私たちがしっかり歌えないとダメですね。

 

  •  赤城の子守歌 佐藤惣之助作詞 竹岡信幸作曲 東海林太郎歌 昭和9年

言わずと知れた国定忠治の歌です。国定忠治に関する歌は他にもありますが、今回はこの歌を選んでみました。

テレビが無かった時代、お祭りの楽しみは旅芸人の一座が演じるお芝居でした。国定忠治はその中でも人気が高かったことでしょう。一座は人々に楽しみを与え、その部落の人々は彼らに一宿一飯のお返しをしたんだそうです。
群馬県出身の方に赤城山のことをお聞きすると、目を細めて懐かしがり「3つの山からできているんだよ」と話してくれました。調べますと3つではなくて8つの山の総称のようです。3つの山と言うのは榛名山、妙義山、赤城山の「上毛三山」のことを言いたかったのかもしれません。 


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