特養での車椅子率について

とある特別養護老人ホームでのこと

このホームには、最近オシャレな帽子をかぶった入居者様がいます。

転倒した時に頭を守るための帽子です。
これまでのヘッドギア型と比べると、とても人間らしい。

このホームは他の所と比べると
車椅子率がとても低いんです。

徘徊の方のための、寝転んでくつろげるスペースもあります。
椅子と比べると、歩き出すのが大変なので、休憩をとってもらい安いのでしょう。

そのせいか、音楽の時間、ハキハキしている方が多く、反応がいいんです。

介護スタッフに聞くと
「車椅子にしないのは、残存機能を維持させるためです」とすぐ答えが帰ってきました。

介護側としては、車椅子のほうが介護しやすいのでしょうが、
「その人がその人らしく」生活するのが、本来のこういった施設の役割だと思います。

介護の方針は施設によって随分違うものですね❤