2020年の東京オリンピックのマラソン大会は札幌で行われることが決まりました。
そこで今回は北海道がテーマです。
まずは札幌に関連する歌から
- 恋の町札幌
浜口庫之助作詞作曲 石原裕次郎 昭和47年
「時計台の下で逢って」と始まる歌です。
私のクライアントの方々はこの歌はなじみが薄いようでした。
皆さんのところではどうでしょうか?
- この道
北原白秋作詞 山田耕作作曲 昭和2年
北原白秋が北海道を旅行した思い出を書いた歌詞です。
「アカシア」「時計台」「山査子」
北原白秋が通った道がアカシア並木になっているそうです。
- 赤いハンカチ
萩原四朗作詞 上原賢六作曲 石原裕次郎 昭和37年
石原裕次郎は、父親が山下汽船の社員で、幼いころは小樽に住んでいたそうです。
以前は、小樽に、裕次郎記念館がありました。
「アカシアの花の下で」という歌詞で始まります。
映画には北海道のシーンも出てくるようですが、札幌とはあまり関係はありません。
『恋の町札幌』よりは馴染みがある歌です。
3曲すべてにアカシアが出てきます。
ここで出てくるアカシアはニセアカシアのことだそうです。
北海道を代表する花なのですね。
札幌の見どころを尋ねてみましょう。
時計台、ポプラ並木、大通公園、雪まつり、サッポロビール博物館、すすきの などがあがるでしょうか。
ホワイトボードにフリーハンドで北海道の地図を書いてみましょう。
完璧に書けなくてもいいんです。
面白くて、皆さんがくすくす笑います。
北海道の地名を尋ね、地図に書き込んでいきましょう。
これから歌う歌の地名は忘れず書き込んでください。
さあ、それでは1曲ずつ歌っていきましょう
- 知床旅情
森繁久彌作詞作曲 加藤登紀子 昭和45年
知床半島はしっかり書きましょう。
歌詞に出てくる羅臼はどの辺りなのか、説明します。
- 霧の摩周湖
水島哲作詞 平尾昌晃作曲 布施明 昭和41年
摩周湖の場所は知らない人が多いと思います。
調べておいて、教えてあげましょう。
少し難しい歌です。
声が小さいな、とか、自信がなさそうだな、と感じたら、(一人で行っている場合はアカペラでもいいので)、歌詞を指して、セラピストが大きな声で歌いかけ、もう一度歌いましょう。
「歌えた」という満足感が大事です。
- いい湯だな
永六輔作詞 いずみたく作曲 ザ・ドリフターズ 昭和41年
登別温泉が出てきます。
「行ったことありますか?」と尋ねてみましょう。
クマ牧場があるのですが、知っている方もいらっしゃるかもしれません。
しゃもじや鳴子、サウンドシェイプなどの楽器を配り、鳴らしながら歌いましょう。
歌詞の「ハハン」のところだけ鳴らすとか、楽器を決めて鳴らすとか工夫してみましょう。
- ソーラン節
北海道民謡
楽器を持ったまま、歌います。
民謡で楽器を使うと、歌わない人や、うつむいている人も笑顔で鳴らすことができることが多いです。
場が温まり、後の歌声も大きくなります。
楽器を使うタイミングはとても大事です。
- 函館の女
星野哲郎作詞 島津伸男作曲 北島三郎 昭和40年
北島三郎は北海道の出身です。のど自慢で褒められたことがきっかけで、函館の高校を中退し、上京しました。
函館は観光に行ったことがある方が多く、名所もよくご存じです。
函館山の夜景、五稜郭、朝市、修道院などがあがるでしょうか。
- 風雪ながれ旅
星野哲郎作詞 船村徹作曲 北島三郎 昭和55年
2番に小樽、函館、苫小牧、3番に留萌、滝川、稚内が出てきます。
難しい歌ですが、よく歌える歌です。
紅白では7回も歌っている人気の曲です。
特に、紙吹雪を大量に降らせ、大きな鼻の穴に入りそうになる演出が有名です。
- 黒百合の歌
菊田一夫作詞 古関裕而作曲 織井茂子 昭和28年
高齢者は驚くほど知っている歌です。
今ではあまり耳にしなくなりましたが、ほとんどの方が歌えるでしょう。
昭和27年から29年にラジオドラマとして放送された「君の名は」は放送時間帯は女湯がガラガラになったと言われるほどの人気でした。
(今のようにタイムフリーなんてありませんから)
この歌は「君の名は」の第二部としてできた映画の主題歌です。
舞台は北海道の牧場です。
歌詞にアイヌ語の「ニシバ」とありますが、「夫」「恋人」の意味だそうです。