「嘘」のプログラム

「4月1日は何の日でしょう」と白板に書きます。

ほとんどのところで「エイプリルフール」と答えが返ってくることでしょう。

 

そう、今回は「嘘」をテーマにしたプログラムです。

 

「嘘をついてもいい日」と白板に書き、

「嘘をついたことありますか?」と尋ねます。

 

みなさん、「ニヤニヤ」(^^)

 

4月でなくても、

今巷にたくさんある、「嘘」にまつわる話題を例にあげてもいいですね。

 

 

「嘘」をテーマに楽しく会話をしながら

ちょっぴり自分のことに重ね合わせたり、

世の中のいろいろな嘘にまつわる事柄を考えたり

嘘のつく諺を思い出してもらったり

そんなプログラムができました。

 

  • 「うそ」 山口洋子作詞 平尾昌晃作曲 中条きよし 昭和49年

かなりヒットしましたので出だしのところはご存知の方は多いですが、だんだんあやふやになるかもしれません。

まずは「こんな歌でしたね」と1番を歌ってみるといいでしょう。

 

それにしても女の勘は鋭い!

「折れた煙草の吸殻で」嘘を見抜けるなんて!

山口洋子さんの歌詞、すごいですね~

 

歌い終わると

「こんな男は、締め出してやったらいいよ」

「ひどい男だね~」

など、女性から声が上がりました(^^)

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  • 「ああそれなのに」 

星野貞志(サトウハチロー)作詞 古賀政男作曲 美ち奴 昭和11年

 

 

会社で忙しく働いていると思っていたら・・どこで何しているかしら?

と悲しくなってしまう女心の歌です。

 

とても懐かしく嬉しそうに歌われることでしょう。

 

 

「でも奥さんだって家で何してるかわからない」と反論した男性がいましたよ(^^).


  • 「うちの女房にゃ髭がある」 

星野貞志(サトウハチロー)作詞 古賀政男作曲 美ち奴 昭和11年

 

 

「ああそれなのに」と共に、映画「うちの女房にゃ髭がある」の主題歌です。.

 

「なんですあなた」というところは怒っているように

「いや別に僕はそのあの」ということろは情けない感じで

と注文を付けて楽しく歌いましょう。

 

 


  • 「花坂爺」 石原和三郎作詞 田村虎蔵作曲 明治34年

 しょうじき爺さんと、よくばり爺さんの対比でできている歌です。

それにしても最後は牢屋に入れられたりして、

「嘘つきは泥棒の始まり」という諺を思い出しますね。

 

 


  • 「港町ブルース」 

深津武志・なかにし礼作詞 猪俣公章作曲 森進一 昭和44年

 

2番の歌詞がすごいんです!

「流す涙で割る酒は だました男の味がする」

 

 

 

 


  • 「星影のワルツ」 

白鳥園枝作詞 遠藤実作曲 千昌夫 昭和41年

 

死ぬほど愛した人なのに

自分の心に嘘をついて、その人の幸せを祈る

そんな歌です。

 

ぜひ3番まで歌ってくださいね。

 

 

死ぬほど愛した人はいましたか?と聞いてみましょう。

ニッコリ笑って「いましたよ」と答える方が意外と多くいらっしゃいました。

 

 

4小節ごとに2拍目の裏から8分音符3つの合いの手を入れます。

2種類の和音しかありませんので、左右で違う和音のベルを持ち、左右奏を行うといいでしょう。

 

楽器活動については会員登録の上「音楽療法のヒント!」をご覧ください。

 

 


  • 「この世の花」 

西条八十作詞 万城目正作曲 島倉千代子 昭和30年

 

 

島倉千代子の歌は皆さん、大好きです。

「想う人には嫁がれず 想わぬ人の言うまま気まま」

「散るは乙女の初恋の花」

 

これも自分の心に嘘をついている、という解釈もできますね。

 

 

初恋の人のことを聞いてみましょう。

「学校の新任の先生だった」

「胸の奥にしまってあります」

「兵隊に行って戦死しちゃいました」

 

懐かしそうに、遠い目をして話してくださいました。

 

 

 

 

 

 


  • 「花街の母」 

もず唱平作詞 三山敏作曲 金田たつえ 昭和48年

 

 

 「人にきかれりゃお前のことを 年の離れた妹と」

訳ありの親子でしょうか。

 

 

 

 


  • 「街のサンドイッチマン」 

宮川哲夫作詞 吉田正作曲 鶴田浩二 昭和28年

 

 もの悲しいメロディですが、懐かしく歌われる方が多い歌です。

 

 

 

 

 

「嘘」に関連する歌

「矢切の渡し」「さざんかの宿」もいいかもしれません